コンピュータの英雄たち

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 コンピュータの英雄たち
  馬上康成・木元俊宏訳、ロバート・スレイター著
   朝日新聞社・平成4年

 チャールズ・バベッジからビル・ゲイツまで、コンピュータ史のキーマンたちの小伝集です。全31章に34人の小伝が収録されています。各章ごとに、1.その人の業績の要約、2.生い立ち、3.業績の詳しい紹介という構成がとられ、コンパクトにまとめられています。一般向けにわかりやすく書かれた本で、調べものには便利です。人選も、コンピュータ史の黎明期から現代まで、まずまず目配りよく配されています。フォン・ノイマンやモーリス・ウィルクスが収録されていないのが惜しいところですが、この2人については、他社から単独の伝記が出版されています。
 ただ、問題点もある本です。人物像が、子供向け偉人伝のように平板であることと、細かな部分で正確さに欠けるという点です。とくに、年月日のデータはいい加減で、年表作成のさいにだいぶ悩まされました。他に類書がないせいか、内外の文献の多くが、この本を参考文献にあげています。
 (カゼの秀丸さん)


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