アワヤ

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 コンピュータの基本特許は、アメリカでは認められていない。しかし、かつて日本の特許庁に、コンピュータの基本特許が出願されたことがある。申請したのは米国IBMで、1955年(昭和30年)のことであった。

 IBMでは、日本市場進出の足がかりとして、米国ですでに認められていた特許を、日本の特許庁に提出したのである。ところが、出願のもととなったアメリカでの原特許は、パンチカード・システム(機械式統計機)の改良にかんするもので、電子計算機とは直接関係のない内容だった。

 日本の業界関係者がこれに気付き、特許庁に異議申し立てをしたため、このIBM特許は却下された。もしもこれが認められていたら、いまごろ日本のコンピュータ・メーカーは、IBMに莫大な特許料を支払わされていたところである。

※この文章はカゼの秀丸さまのご厚意でここに掲載させて頂きました。著作権はカゼの秀丸さまに帰属します。


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