殺し文句

戻る ホーム 上へ 進む

 

 ジョン・スカリーは、ペプシのシェアを世界一に押し上げた、辣腕経営者として知られている。傾きかけていたペプシ・コーラを立て直し、天敵コカ・コーラとの戦争に勝った功績は高く評価された。功成り名を遂げたスカリーのもとに、長髪・髭面でジーンズ姿のヒッピー青年が訪ねてきた。彼の名はスティーブ・ジョブズといい、アップル・コンピュータの創業者だと名乗った。
 ジョブズは急成長するアップル社の経営を任せるために、スカリーを引き抜きに来たのだった。だが、当時のアップルはまだ中小企業で、パソコンは「電卓に毛の生えた玩具」と馬鹿にされていた。
 ところが、スカリーはジョブズの口説きに応じ、ペプシ社長の座を捨ててアップルの社長に就任した。スカリーを動かしたジョブズの口説き文句は、次のようなものだったという。
「あんたは残りの一生を、ガキどもに砂糖水を売って過ごすつもりかい?それより、俺と組んで、世界を変えようぜ」

※似たような話は、ロック界にもある。ジミー・ペイジは、レッドツェッペリンを結成するとき、歌手のロバート・プラントを口説いて、「俺と一緒に金儲けをしようぜ」といったという。品はよくないが、上記のエピソードに出てくる口説き文句と、意味するところは同じである。

※この文章はカゼの秀丸さまのご厚意でここに掲載させて頂きました。著作権はカゼの秀丸さまに帰属します。


戻る ホーム 上へ 進む

このホームページは、まだまだ赤ちゃんの段階です。お気付きの点がありましたら、メールか掲示板への書き込みをお願いします。あなたがお持ちの情報をお待ちしております。頂いた情報は、このホームページ並びに将来完成するはずのコンピュータ博物館で使用させて頂くことを明記しておきます。メールはこちらまで