気合い

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 ハワード・エイケンは仕事に厳しい男で、彼の部下はつねにピリピリしながら働いていた。
 あるとき、エイケン設計のハーバードマークIがダウンし、グレース・マレー・ホッパーのチームは徹夜で復旧と原因究明にあたった。翌朝、エイケンは廊下で、くたくたに疲れたホッパーと顔を見るなり、こういった。
「いったいいままで、何をやっていたのか」
 ホッパーはすかさず答えた。
「あなたのとんまな機械と、一晩中付き合っていたのよ!」
 エイケンはそれ以上、何も言わなかった。

※この文章はカゼの秀丸さまのご厚意でここに掲載させて頂きました。著作権はカゼの秀丸さまに帰属します。


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