若さの特権

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 ジョン・モークリーとプレスパー・エッカートは、真空管を使った高速自動計算機の企画を売り込んだが、当初は誰にも相手にされなかった。当時の常識では、真空管を使って計算機を作るのは、技術的に不可能と思われていたからである。それでも2人は、「できないはずがない」と自信満々だった。

 だが、ENIACの開発が始まってみると、さまざまな難問が待ち受けていた。ENIACの完成までには、いくつもの技術的なブレイクスルーが必要だった。それを成し遂げたのは、エッカートの卓越した技術的センスと、独創的なアイデアである。

 そのエッカートが、のちに述懐している。
「もし僕とジョンがあと5つ歳をとっていて、充分な経験があったら、真空管を使った計算機など無理なのだということが『わかって』いたでしょう」

※この文章はカゼの秀丸さまのご厚意でここに掲載させて頂きました。著作権はカゼの秀丸さまに帰属します。


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