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 前記の話をきくと、いかにもアルトのメモリ容量が多く、高速で動いたかのように感じられる。じっさい、「アルトは高速で動いた」と書く本もある。しかし初代アルトの記憶容量は、遅いといわれた初代マックと同じ128キロバイトであった。しかも、アラン・ケイの作ったSmall-Talkで作ったアプリケーションを使うと、アルトの動きがさらに遅くなるのだった。高速で動いたとされるアルトは、ケイの理想とは正反対の方向(つまり、粗大)にチューンナップされた、「ドラド」というバージョンである。ドラドは、2500ワットの消費電力で、毎分2000立方フィートの冷気で冷却し続けないと、燃えてしまうほど発熱量が大きかった。冷却器の騒音は、「ジェット旅客機なみだった」といわれている。

※この文章はカゼの秀丸さまのご厚意でここに掲載させて頂きました。著作権はカゼの秀丸さまに帰属します。


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