はじめに

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1.はじめに

 僕は大学時代、これからのパソコンはどうなるのだろうと考えました。そして進化したパソコンは液晶ディスプレイのようなフラットパネルディスプレイを装備し、あるものは小型で気軽に持ち歩いて使えるようになる(また、あるものは机いっぱいに広がったフラットパネルディスプレイを備えたものとなる)。そして、現在の紙は、この進化したパソコンにとって変わられるだろうと予測しました。
 そこで、問題になるだろうと考えたのが、バッテリーとキーボードです。バッテリーの方は、僕の専門ではないので、そちらが専門の方に頑張ってもらうとして、僕はキーボードについて考えようと思いました(液晶については、必ず進化すると思われました)。
 さて、僕は将来、紙はパソコンにとって変わられるだろうと予測しましたが、現在のところそうなってはいません。また、パソコンが普及すれば、紙の消費量は減ると言われていたのに、逆に増えてしまいました。これはどうしたことでしょうか。僕はこれは以下の問題によると考えています。現在のブラウン管のディスプレイは、とても大きく気軽に持ち運ぶことなど出来ません。また液晶ディスプレイを備えたノートパソコンは、気軽に持ち歩くことは出来ますが、紙に比べるとその取り回しは面倒だと思われます。例えば、通勤電車のなかで立ち読みするといったことは、出来なくはないでしょうが、不便です。また起動に時間がかかる。解像度が低いといったこともあります。
 ここで気軽に立ち読みが出来るようなパソコンが現れたとしたら、どうなるでしょう。そういったものが現れて初めて、紙からパソコンへの移行が始まり、紙の消費量が減っていくと思われます。さて、ここで現在ネックとなっているものはなんでしょう。液晶ディスプレイは随分進化しました。もはやディスプレイの問題ではなくなってきていると考えられます。おそらくキーボードがネックとなっているのではないでしょうか。キーボードは場所を取り、立ち読みしながら何かをキーボードで書くというのは無理だと思われます。

 

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