1.紙は今後も使われるか?
2.電子出版について
3.現在のPDAの問題点
4.スーパーブックA6、これが僕が考えるPDAだ
5.スーパーブックA6に採用すると良いと考えている技術
6.スーパーブックA6に採用すると良いと考えているソフトウェア
7.T-Timeについて
1.紙は今後も使われるか?
僕は、現在の情報を伝えるという意味での紙は、進化したパソコン(PDA・・・携帯情報端末)に取って代わられると考えています。(ウィルスの攻撃などの)危険を考えて、紙での保存もしておくといった事は行われるかもしれませんが、基本的には進化したパソコン上で情報を読み書きすることになるだろうと考えています。
パソコンは結構普及しました。しかしパソコン上で情報を読むということはあまり行われず、わざわざプリンタに出力して情報のやり取りを行っているのが現在の状況ではないでしょうか。なぜパソコンで読むということをしないのでしょうか。これはパソコンで情報を読むということが現在のところ、気軽にできないということが原因だと考えています。紙に書かれた情報なら持ち歩いて気軽に見ることができますが、パソコンではそうはいきません。現在PDAが本格的に普及する兆しが見えますが、現段階ではまだまだ十分に普及しているとは言えません。PDAが本格的に普及してくると状況は変わってくるように感じています。
2.電子出版について
電子出版がいろいろ騒がれますが、まだ成功したと言えるものは無いと思います。電子出版というとまず小説が想定されますが、僕はまず電子出版で成功するものは、パソコン関連書籍や雑誌だと考えています。小説はハードカバーのものは別として、A6サイズのものは非常に手軽で扱いやすいと思います。わざわざ電子出版で読みたいと考える人は少ないでしょう。それに対してパソコン関連書籍はB5サイズで非常に分厚いものが多いです。僕は時々そういった本を電車の中で読みますが、これがコンパクトになってくれたら、どれだけ良いだろうと常に思います。本をばらばらにして一部分だけを持ち歩いて読もうかと考えるのですが実行はしていません。中にはそうやって持ち歩いている人もいると思います。本を保管しておくスペースも馬鹿になりません。この分野の本がPDAで手軽に読めるとなったら、相当な需要があるのではないでしょうか。また会社での資料もA4のファイルでとても膨大になるといった事が多いのではないでしょうか。これがPDAに収まるとしたら、とても便利になるのではないでしょうか。また保管スペースも節約できます。僕はこういった部分からどんどん電子化され、一番最後に小説類が電子化されると考えています。
3.現在のPDAの問題点
さて、ここで現在のPDAの問題点を考えてみます。情報を読むという点では、現在のものでも十分実用的なのではないでしょうか。ボイジャージャパンのT-TimeのようなソフトがPDAでも利用できたら更に良いと考えていますが、現状のPDAの解像度ではあまり有効ではないのかも知れません。それに対して情報を書くという点では、まだまだ考察の余地があるのではないでしょうか。前述のパソコン関連書籍を読むといった用途では、現在のままでも十分期待が持てるのに対して、会社で紙の資料の替わりにPDAを使うといった点では少し弱いのではないでしょうか。もっとも文章の入力はパソコンで行い、読むときにPDAを使用するといった使い方もありかもしれません。
4.スーパーブックA6、これが僕が考えるPDAだ
僕の考えたキーグリップを採用します。キーグリップについては、スーパーブック、グリップ式入力装置を参照して下さい。
5.スーパーブックA6に採用すると良いと考えている技術
・NECの高解像度液晶
液晶ディスプレイとしてはできれば高解像度のものが良いと考えている。360ppi程度のものがあれば良いと思ったのだが、現状では202ppiが限界のようだ。
・NECの低消費電力MPU MP98
低消費電力CPUとしてトランスメタのクルーソーに期待していたのだが、更に低消費電力のものが開発されたようだ。
・NECのSRAM互換RAM
RAMとしては、SRAMが消費電力、速度の点で有利なので、できればこれを採用したいと考えていたが、NECからSRAM互換RAMが発表された。
NECのものばかりになってしまった。キーグリップで採用したいと思っているM式キーボードもNECのものなので、ちょうど良いかもしれない。どうでしょうNECさん、スーパーブック6.3を創ってみませんか。
6.スーパーブックA6に採用すると良いと考えているソフトウェア
・T-Time for スーパーブック
ボイジャージャパンのT-Timeのスーパーブックバージョン。
・T-Time Write
ボイジャージャパンのT-Time風のテキストエディタ。
・キーグリップ練習用ロールプレイングゲーム
キーグリップに慣れるのはとても大変だと思うので、その練習が可能となるロールプレイングゲーム。例えば、ゲーム中で矢を作りたいと思ったら、木のそばでキーグリップの「や」に相当するキー操作をする。
7.T-Timeについて
ボイジャージャパンのT-Timeはとても素晴らしいソフトウェアだと思うが、気になる点をいくつか挙げる。
まず、文字の大きさ、ウインドウサイズを自由に変更できることにより、ページ数が動的に変わってしまう。このように動的に変わるページ番号の他に、必ずこのページ番号にはこの記述があるというような絶対的なページ番号というものもあったほうが良いのではないだろうか。ページ番号ではなくて段落番号のようなものでも良いだろう。
それからこれはしまゆぐの会員の方の意見で僕もそう思うのだが、ページを移動した際に前のページの最後の1行が次のページの最初の1行として、ダブって表示されるといった機能があると良いのではないだろうか。もちろんその機能を有効にしたり無効にしたりできると良いと考えている。本の場合にはそういうことは無いので、そういった機能は必要ないという人もいますが、僕はそういう機能を有効にしたり無効にしたりできるといった方が、よりT-Timeらしいと考えています。