この本は、有名なバベッジの解析機関から、ワールド・ワイド・ウェッブの普及までを描いた、コンピュータ通史です。コンピュータの部分史（パソコンの歴史や、インターネットの歴史）を書いた本はわりにたくさんあるのですが、全体を網羅した本は、おそらく日本語ではこの本だけでしょう。大型コンピュータの系譜も、ある程度書かれています。ただ、残念ながら、ゲームの歴史にはほとんど触れられていません。
　しかし、ひじょうにわかりやすく、しかも一貫した史観で書かれた本で、執筆者も本物のコンピュータ史学者です。（ジャーナリストやライターによる、付け焼き刃の仕事ではありません）　（カゼの秀丸さん）

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