IBMの息子

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 IBMの創業者トーマス・ワトソン・シニアは、行商人から身を起した立志伝中の人物である。辣腕経営者で、強烈なカリスマ性を持っていた。息子のワトソン・ジュニアは、そんな父親の跡を継がされるのを嫌がり、空軍に入ってパイロットになった。学校では落ちこぼれだったジュニアだが、パイロットとして頭角を現し、マーシャル元帥のお気に入りとなった。進路に悩んだ彼は、マーシャル元帥に相談した。「君の天職はパイロットだ。軍に残りたまえ」と言ってくれると期待していたら、マーシャルに、
「当然、君は親父さんの跡を継ぐんだろ?」
 と言われてしまった。ワトソン・ジュニアはがっかりしてIBMに入社した。

※この文章はカゼの秀丸さまのご厚意でここに掲載させて頂きました。著作権はカゼの秀丸さまに帰属します。


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