未遂

戻る ホーム 上へ 進む

 

 ウォズニアックとジョブズの2人組は、アップル・コンピュータを創業する以前にも、コンビを組んで商売をしている。そのひとつに、ブルー・ボックスの製造販売があった。ブルー・ボックスとは、長距離電話をタダにする機械である。もちろん、この装置の使用は違法行為で、これを発明したキャプテン・クランチことジョン・ドレイパーは、刑務所送りになっている。

 調子に乗ったウォズニアックは、ブルー・ボックスでバチカンにニセ電話をかけた。アメリカ大統領補佐官を名乗り、もっともらしい口調で会談を申し入れた。すると、電話口のバチカン高官は、
「いま、法皇は睡眠中です。すぐ起しますから、そのままお待ちください」
 ウォズニアックは、怖くなって電話を切ってしまった。

※この文章はカゼの秀丸さまのご厚意でここに掲載させて頂きました。著作権はカゼの秀丸さまに帰属します。


戻る ホーム 上へ 進む

このホームページは、まだまだ赤ちゃんの段階です。お気付きの点がありましたら、メールか掲示板への書き込みをお願いします。あなたがお持ちの情報をお待ちしております。頂いた情報は、このホームページ並びに将来完成するはずのコンピュータ博物館で使用させて頂くことを明記しておきます。メールはこちらまで